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インプラント
歯を失ってしまった際に、その部分の顎の骨に人工歯根を埋め込んで人工歯として歯を蘇らせるのがインプラントです。入れ歯と違って顎の骨で支えるため、天然歯のような自然な使用感があります。ブリッジのように隣の歯に影響を与えることなく、単独で治療できるというメリットもあります。セラミックの人工歯を装着することで、見た目にも自然で美しい仕上がりが期待できるのも嬉しいポイントです。
インプラントは、入れ歯と違って自分の歯と同じように使えます。美味しく食事したり、楽しく会話したりできるので、歯が無いことに対するストレスは激減するでしょう。
インプラント治療では、人工歯根を顎の骨に埋め込むので、人工歯をしっかり支えられます。そのため、入れ歯では難しかった「固いものでもしっかり噛める」ということが可能です。入れ歯の場合は、食事や会話中にズレたり外れたりする可能性がありますが、インプラントではそのような心配はありません。
インプラントは治療に必要な歯を独立して治療できます。ブリッジや部分入れ歯のように周囲に負担をかけずに済むため、お口全体の健康維持に役立ちます。自分の歯のように噛むたびに顎に刺激を与えられるので、顎の骨が痩せてしまうリスクも低下します。
当院ではスイス発祥の「ストローマン」を使用してインプラント治療を行っています。ストローマンは3大インプラントメーカーのひとつであり、歴史や研究データが豊富なメーカーです。質の良いインプラントを提供しており、今後もこのメーカーがなくなる可能性が非常に低く、全世界で使用されているため安心して治療を受けていただます。
ストローマンのインプラントに関してスイスのベルン大学で臨床研究が行われました。研究の結果、10年後でもインプラントが機能している確率は98%以上であることがわかっています。ただし、インプラントを長持ちさせるためには、適切なメンテナンスが必要です。定期的に適切なメンテナンスを行うことで、20年先までご使用いただける可能性も高いです。
当院では、CTスキャンによってデータを採取し、コンピューター上で綿密に外科手術のシミュレーションを行っています。事前に専用のテンプレートを作製することで、インプラントを埋入する位置や角度を正確に定められ、この方法をガイデッドサージェリーといい、安全性の高いインプラント治療を行えます。
インプラントを安全かつ効果的に行うためには、お口全体の状態を把握し、噛み合わせのチェックが必要です。初診時にカウンセリングを行い、歯周病の状況を伺います。口腔内をパノラマレントゲンにて撮影し、口腔内全体を確認し、必要であれば全顎のCT撮影も行います。噛み合わせに異常がある状態でのインプラント治療は行いません。
インプラント治療では、チタン製の人工歯根を骨に埋め込みます。チタンと骨が結合し、安定したらインプラント上部に作製した歯を装着します。顎の骨からしっかり人工歯を支えられるため、天然歯のように硬いものも噛めるようになるという治療です。インプラントを行うためにはインプラントを埋め込むための骨が必要です。ケースによっては骨が少なかったり、薄かったりしてインプラントを埋め込めない可能性があります。当院では、骨誘導再生法を用いて、インプラントが可能になる治療を行っています。他院でインプラントが不可能だと診断された方は、ぜひ当院へご相談ください。
インプラントを行うためにはある程度骨の量が必要です。骨誘導再生法では、骨量を増やしたい箇所にメンブレンという特殊な膜を被せることで、骨の再生を促します。骨が再生できれば、安全かつ適切な位置にインプラント埋入できるため、インプラントの一部が骨の外側に露出するリスクも防げます。
上顎洞(鼻の横の空洞)までの骨の厚みが足りない場合、上顎洞粘膜を少しずつ押し上げることでインプラント治療を可能とする方法です。ただし、ソケットリフトは骨を少量だけ増やす場合に適用される治療法なので、行うためには、最初からある程度骨の厚さがあることが前提となります。
当院でのサイナスリフトは、口腔外科の専門医が治療を担当します。
上顎洞の底部を外科手術にて露出させて、骨補填剤を注入する治療法です。これにより広範囲の骨を形成できるため、骨の量を十分に確保しなければならないようなケースにおすすめしています。骨の形成には約半年かかり、移植骨が安定したあとインプラントを埋入します。
まずは患者さんのご希望やお悩みをお伺いします。患者さんの口腔内の状況を踏まえてお話させていただきます。
歯科用CTなどを用いて、口腔内を詳しく検査します。検査結果に基づいた治療計画を立案・ご提案します。不明点があればどんな些細なことでも大丈夫ですので、ご質問ください。患者さんが納得したうえで治療を開始します。
歯ぐきを切開して顎の骨に穴を開けます。インプラントを埋入したあと、傷口を縫合して周囲組織の治癒とインプラント定着・安定を待ちます。
インプラントが定着し安定したら、再び歯ぐきを切開してヒーリングキャップを装着します。
口腔内スキャンまたはシリコンと呼ばれる精度の高い印象材で型取りをおこないます。
歯ぐきやインプラントが安定したら作製した人工歯を装着して治療は完了です。インプラントを長持ちさせるためにも、定期的な検診やメンテナンスを行いましょう。
治療期間:6ヶ月~18ヵ月 回数:10回~20回